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松阪の石灯籠
(まつさかのいしどうろう)
三重県松阪市大黒田町新田
 江戸時代、この灯籠のところで行き倒れになった男がいた。助けを求めたが誰も助けようとしなかったため、「触りたくなかったら、触らなくてもいい」と言い残して男は亡くなった。それ以降、この灯籠に触れると祟りがあると言われるようになった。『松阪市史』によると、弘化4年(1847年)に現在地に灯籠が建てられたという記録があるが、それ以前については定かではないため、果たしてこの伝承が事実であるかは分からない。
 まさに交差点に取り残された格好の灯籠である。しかも祟りがあることを示すかのように、何本もの卒塔婆が立てられている。“燈籠有縁犠牲者”と書かれているから、やはりここで亡くなった人がいると見ていいだろう。灯籠自体も傾いており、頻繁に接触事故などが起こっているのが分かる。それでも移動させないところを見ると、やはり曰く因縁の物件なのだろう。
<用語解説>
<関連伝承地>

石灯籠

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